昨日図書館に行ってきて、

ふと手にとった

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

ダイアナ・ウィン ジョーンズ,
Diana Wynne Jones, 原島 文世, 岸野 あき恵
ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド


ぺらぺらと流し読みをしてたら、

これがなかなか面白そうだったので、

かりてきた。

ジョーンズの名前は初めて知ったのだが、

何やらあのジブリの

ハウルの動く城の原作者だった。

あの映画はまだ観ていない。

彼女の書籍を検索してみると、

センスのいいタイトルが並んでいた。

まさしくファンタジー作家。

ファンタジー以外も創作しているみたいだが、

なかなかの人だなと。


ところでこのファンタジーランド観光ガイド。

何か辞典のようなパンフレットとなっていて、

ファンタジー世界には欠かせないものたちの

説明が索引で書かれている。

読者がツアーのツーリストとなって、

そのガイドがこの本という設定になっている。

後にこの本を基盤として

ひとつの物語を創ったジョーンズ。

なかなか抜け目のない人だなと。

といってもこの本自体、

決して堅苦しいものではなくて、

「そうそう!」と

思わず笑ってしまう箇所もたくさんある。

ユーモアがあってセンスがあってと、

とても面白い本だ。

まだ全部は読んでいないが、

「色彩」で調べてみると、

これがまた面白かった。

要するに「ファンタジーの定番」を

ちょっと馬鹿にしてるのか

真剣に伝えようとしているのか

独特のユーモアがあって面白い。

めったな人には創れないだろうなぁ~と

半ば感心してしまったほどだ。


発想の柔軟さと、お茶目さ。

ユーモアだったりセンスだったり。

物語ってそんなに堅苦しくないものなんだと

言っているような、そんな気がした。

ひとつの世界にはそれぞれルールがある。

行ってみればそのルールの中での冒険。

社会では法律があって国の歴史があって、

そのルールの中で生きている。

歴史にもルールがあるし、法律にだってルールはある。

そのルールが斬新であっても

既存のルールから外れて過ぎていたり、

センスのないものであればあるほど

つまらないものになってしまうんだなぁと

またひとつ勉強させていただいた。